福島県立美術館で伊藤若冲展を観る。
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東京の展覧会は、とにかく観覧者が多すぎて、落ち着いて絵画を観る環境ではない。
ここ福島では人も落ち着いて観られるレベルで気分が良い。
久しぶりに図録を買った。
今回の展示で気に入った猿猴捉月図。
猿が水中に映った月を取ろうとして溺死する中国の故事(身の程をわきまえよ)を描いた教戒図。
それを若冲が描くと、猿のデフォルメとともに、子猿と手をつなぎ、月を取らせてやろうとする母猿の情愛に変わってしまうから面白い。
福島県立美術館、また良い企画展があれば行きたいですね(時間の都合で常設展を観ることが出来なかったし)。