河童の三平 妖怪大作戦 - カン子ちゃんが初恋の人(なのかも)
何の話かというと、Amazonビデオで久しぶりに観て、“ああこの子、好きだったなあ”と思い出したのです。
『河童の三平 妖怪大作戦』(1968-69)
河童の国に行って妖力を授かったがために妖怪たちの恨みを買い、記憶を失って彷徨える母を捜し歩く三平少年の冒険物語。
♪ユーラリユーラリユーラララ ここはどこの細道じゃ 地獄河原と申します♪
で始まるテーマソングは、今でも口をついて出てしまうほど強く記憶に残っています。
加えて、何といっても河童の国のお姫さま・カン子ちゃんが可愛い。
三平の母親探しに付きあっているちょっとおてんばな心優しいお姫さま。
全24話中、14話で河童の国に帰ってしまって出番がなくなってしまうのが残念です。
カン子ちゃん役の松井八知栄さんは後にプロボウラーに転身しています。
ショートカット、クリクリまなこ。
その愛らしい姿は映画でも観ることができます。
『蛇娘と白髪魔』(1968)
主人公の小百合を演じていますので思う存分ご覧いただけます。
孤児院「めぐみ園」で育った少女小百合に、実は資産家の娘という素性が明らかとなる。小百合は赤ん坊の時に取り違えられてしまい、孤児扱いとなっていたのだ。小百合にとって本当の家での新しい生活が始まる。しかしその豪邸には、小百合と取り違えられて令嬢として育てられた「タマミ」という醜い少女がいた。蛇娘と白髪魔 - Wikipedia
楳図かずお原作なので、オドロオドロしく“タマミちゃん”もいます。途中、楳図かずお先生本人も出演していたり、監督が湯浅憲明さんだったり、孤児院のお兄さん役の平泉征さんがカッコ良かったりと見どころ満載(なのか)です。
二番煎じかもしれないが、ゴジラの東宝に続けと、傾き始めた大映を大怪獣ガメラで支えたあの湯浅監督の作品なのです。
鬼籍に入ってしまっているのでもう話を聞くことは出来ない・・・。
貴重なインタビューも含め、円谷英二とは違う“怪獣映画”とは何かを知ることができるガメラ本です。
怪獣ファンの必読書。