120rpm

ミル、キク、モノ、コト

『エクソシスト』を語る(後半)

れが最後だw

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エクソシスト2(1977)

ジョージタウンの事件から4年後、フィリップ・ラモント神父は師であったランカスター・メリン神父の悪魔払いの調査をバチカンより依頼される。ラモントはリーガンの主治医ジーン・タスキン博士に許可を得て調査を行うが、博士の発明した催眠術装置によりリーガンの中に再び悪霊パズズが浸食しようとしているのを発見する。ラモントは、かつてメリン神父に悪魔払いで助けられたアフリカの少年コクモが成長し、パズズの力を凌駕するビジョンを見る。リーガンを救う方法を授かる為、ラモントはコクモに会うためにアフリカに向かう。wikipedia

オカルトブームも『オーメン』(1976年)まで。ちょっと時期がずれてしまった感が否めず。期待を裏切る結果とは思うが、興行収入はぎりぎりセーフか(制作費1400万ドルに対して興行収入3000万ドルちょい)

エクソシスト』公開から、意見が分かれていた。

神は勝ったのか、負けたのか?

普通の読解力があれば、神の勝利は明らかなはずだが、そう思えない不安を抱いたままの観客が多くいたのだろう。

この映画が答えかどうかは、また微妙なのだが、ファンタジックな解釈で逃げるとこんなのもあるよねという、模範ではないけど合格点をあげて良い回答だと思う。

原作者は全く絡まず、 ジョン・ブアマン流に1作目のモチーフを膨らませて描かれている。リーガンからパズズが完全に消えたわけではなかったというif(もしも)の世界だ。

さすが『未来惑星ザルドス』を作った監督作品だ。そのぶっ飛んだ世界観は、ホラーを超えてSFだ。怖い映画は苦手だという人も、十分楽しめる娯楽作品だと思う。

“オウム、森へお帰り”的な覚醒をしたリーガンの姿は、ナウシカの元ネタ・・・ではないだろうが、ぽいです。

音楽は、エンニオ・モリコーネ。美しいリーガンのテーマは、それだけで十分に聴く価値のあるものだ。 


サントラではないけれど雰囲気は伝わるかな?

エクソシスト3(1990)

ワシントンDCで起った猟奇殺人事件。首を切断され磔にされた惨殺死体が発見される。事件の担当となったキンダーマン警部は捜査を進める内に、やがてリーガンの悪魔払いで死んだはずのカラス神父の存在に突き当たる……。allcinema ONLINE 

エクソシスト』の正当な続編という触れ込みだったが、饒舌で不愉快。ストーリーも事細かに説明するほどのものでもないので、気になる人はwikipediaをどうぞ。

原作者・脚本家が監督をするとこうなりますという悪しき例じゃないか?伝えたいことを誤りなく伝えたい一心で、イマジネーションの広がりは皆無。『エクソシスト』と原作者・脚本家が同じだというだけで観ると損をする駄作だ。

そこに『エクソシスト』にあった自己犠牲の愛はない。

カラス神父が悪魔に復活させられて生きている。
ダイアー神父が首ちょんぱされて死んで、キンダーマン警部がカラス神父を射殺するって?、、、『エクソシスト』で描かれたカラスとダイアーの友情がキンダーマンとダイアーに受け継がれたことを示すエンディング(ディレクターズカット版ではそのエンディングになった)にこだわった作者の結末がこれなのか?

こけ脅しが多すぎて、疲れてしまう。ワッと脅かして“はい、ホラーですよ、怖いでしょ、びっくりしたでしょ”ではね。『エクソシスト』同様、読み込めば気がつかない伏線が仕組まれているのだろうが、読み解こうと思わせるほどの魅力がない。

番外編でもう一つ。

The Devil and Father Amorth (2017)
「悪魔とアモルト神父 現代のエクソシスト」が邦題。『エクソシスト』のフリードキン監督が本物のエクソシスト(悪魔祓い師)を追った1時間ほどの中編ドキュメント。

今のところ、これがフリードキン監督最新の映像ということになるのかな?

Netflixで鑑賞可能。

エクソシスト』の成功体験が強烈過ぎて、頭の中もとち狂ったとしか思えない残念なドキュメント。どうにかして、本当に悪魔憑きはあるんだよぉに持っていこうと出演者にフリードキン自らが被せる被せるw
オチはどうした!(つくわけもないんだが)と突っ込みたくなるモヤモヤ感マックス。

信じるか信じないかはあなた次第・・・か?

まずは、ドキンちゃん、お元気そうで何よりです。

エクソシストシリーズって何だったの?

過ぎたるは猶及ばざるが如し