120rpm

ミル、キク、モノ、コト

映画雑誌といえば

画雑誌といえば、『ロードショー』『スクリーン』『キネマ旬報』だった。
キネマ旬報』は、大学に入るあたりから手に取るようになったけど、正直“娯楽としての映画”には気難しいことばかり書いてあるなあとそんなに熱心ではなかった。その頃は洋画好きだったこともある。『キネマ旬報』は邦画の記事が多かった。

片や『ロードショー』と『スクリーン』は中学校の頃から買っていた。まあ、ミーハー雑誌なので写真とちょっとした映画情報がお目当てだ。
書店でパラパラとめくり気に入った方を買う。好きな俳優が出ているか肌の露出度の高い方に軍配が上がっていた。気に入った記事は、切り取ってスクラップブックを作ったりもしていた。

『ロードショー』って見かけなくなったなと調べてみたら、2009年1月号(2008年11月21発売)で廃刊になっていた。
映画は観ているのに映画雑誌への興味が薄れてしまったというのはこういうことか。

『スクリーン』は健在だが、これまた複雑な経緯をたどっていた。

2015年 - 発行元の近代映画社が社名を「ケーイー」と変更し、10月2日に東京地方裁判所へ破産申請を申請、同日に手続き開始の決定が下る。別会社が「近代映画社」の社名を引き継ぎ、発行は継続。wiki

引き継いだ先がなかなか頑張っていて、どっかに行ってしまったスクラップブックを思い出す記事の復刻版が出ているではないですか!

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うれしくなって三冊、買ってしまいました。
ちなみに、007シリーズ11本目『007 ムーンレイカー』まで来ました。『ネバーセイ・ネバーアゲイン』を入れて残り14本。

後付けではない当時の熱気を紙面から感じられて、なんだか涙が出てきてしまうのです。
こういった記事をワクワクして読んでいた自分を思い出せるのも、アーカイブスの良いところです。ありがたいことです。

いやぁ、映画って本当にいいもんですね~ by 水野晴郎

 

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