落語を聴いていて思う事
よく聴いている口演の録音は、既に半世紀が経っている。
“最近のお若い方はご存知ないでしょうが”的展開で、説明を加えられることがある。 古い録音だから、その“若い方”っていうのは、自分の親の世代になる。 親の世代ですらそうなのだから、我々なら尚更だ。
さらりと語られる服装や髪形、風俗、色の描写、人名・・・正直、ピンとこないものが多々ある。 おや?と思ったところを、ネットや書籍で調べるなどして知識を深める程度の労は惜しまないことだと思う。
“江戸の風”を楽しむには、こちらも勉強だということ。
- 作者: 竹田出雲,並木千柳,橋本治,三好松洛,岡田嘉夫
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
ビジュアルでスッと入って来る名著。
歌舞伎の知識も増やせるなら越したことはない。 噺の中で“○段目”と言った時に、チンプンカンプンでは楽しみも半減。 せめて、『仮名手本忠臣蔵』くらいは、読んでおいて損はない。
話は変わるが、
今回の大河ドラマは、出演者の豪華さにびっくりしつつ、実に楽しい。
ちょっとした疑問があった時に、調べることも含めて、楽しめる。
第3話で、たとえば、『不如帰』徳冨蘆花の話がちらりとあった時に、どんな話だったっけと読んでみようと思ったり、志ん生の弟子に、“五りん”なんていたっけ?(オリジナルキャラでしたw)とか・・・宮藤官九郎の脚本、期待大!