120rpm

ミル、キク、モノ、コト

平成最後の落語会 - 行徳名人会~話芸文明開化~

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ぶん、平成最後の落語かなと思う。

来年は真打であろう松之丞師匠の講談。
この緩急に翻弄されるクラクラ感はたまらなく気持ち良い。

白鳥師匠は、『任侠流山動物園』。微妙にアウェイな中、段々と引き込んでいくところが流石に上手い。

兼好師匠は人物の描き分けが鮮やかで毎度すごいなと感心してしまう。特に権助の表情の切り替えの素晴らしいことといったらない。最前列で観ていたので、じっくりとその技を堪能できた。

志らく師匠。マクラは?というくらいさっぱり始まった。その根多だと時間余りませんか?と思っていたら、酒飲みの場面に時事ネタ、楽屋ネタ等々をぶち込んできた。
談志師匠のモノマネは相変わらず上手いなあと思いつつ、ちらりと見せた志ん朝師匠をもっと観たかったかも。

大満足でした。

ブロガーがアクセス数を求めて、どこが悪い!

認欲求ウザいと陰口をたたかれようが、BLOGを書いている以上、“誰にも読んでもらえなくても構いません”なんてことはないと思います。

日曜日(2/24)午後4時以降、急にアクセス数が増えました。

その時の記事は  

iga-120rpm.hatenablog.com

なわけですが、この記事に談笑師匠の いいね!& リツイート がついていたのです。

立川談笑Web
立川談笑 (@danshou) | Twitter

決してべた褒めしているわけでもない駄文に・・・マメな方なのだなあと思いつつ、恐縮してしまいます。

日々のアクセスは25ユーザー来てくれれば御の字。
そんな中、69ユーザー(前日比2.6倍)の来訪がありました。

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ページ別でみると、330ページビューあって、談笑独演会の記事が全体の31%、車関連の記事もそこそこあるものの、落語カテゴリーに集中しているので、談笑師匠効果ですね。

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だからどうした?ではあるのですが、
ブロガーがアクセス数を求めて、どこが悪い!(ドーラ風)
といった具合で、ちょっとホクホクしてしまいました。

昨日、今日はほぼ平常運転に戻っていますw
気楽に続けていきます。

『仮名手本忠臣蔵』が観たい!

ンモノの仮名手本忠臣蔵』が観たい!仮名手本忠臣蔵』が観たい!
大事な事なので2度言いました。

www.ntj.jac.go.jp

国立文楽劇場で『仮名手本忠臣蔵』全段上演が行われます。

「仮名手本忠臣蔵」観劇ラリーのご案内 手ぬぐい、欲しいです。
4月文楽公演 (大阪・国立文楽劇場)
公演予定表(大阪・国立文楽劇場)

4月文楽公演 【大序から四段目】
4月6日(土)~29日(月・祝) *18日(木)は休演午前11時開演

夏休み文楽特別公演 【五段目から七段目】
7月20日(土)~8月5日(月)午後2時開演

11月文楽公演 【八段目から十一段目】
11月2日(土)~24日(日) *13日(水)は休演午後4時開演

行きたい!うーん・・・大阪かあ・・・どうする、どうする。
新幹線?車?宿泊あり、弾丸で宿泊なし?

宿泊プランなら「新幹線パック日本旅行)」が安そうだ。

www.nta.co.jp

宿なしなら「ぷらっとこだま」か。
www.jrtours.co.jp

車なら、ETC割で東京-梅田間 9,850×2 = 19,700円 + ガソリン代。
どっちにしても、一公演あたり25,000円(チケット代を含まず)ほどはかかるかな・・・数日、悩みます。  

iga-120rpm.hatenablog.com

立川談笑 月例独演会 200回記念スペシャル(2019/02/23)

事帰りに、久しぶりに落語。

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立川談笑、記念すべき月例200回目は、談志師匠の愛した演目「九州拭き戻し」。
舞台を一番多く観ているのが談笑師匠。一押しの落語家です。

九州拭き戻し
放蕩が過ぎた若旦那・喜之助が、江戸から流れ流れて九州・肥後の国。
幇間などをやって糊口をしのいできたが万事休す。一文無し。肥後の「江戸屋」に厄介になりながら溜まった祝儀が100両ばかり。望郷の念にかられて荷船に乗り込み江戸を目指すも、嵐に阻まれ、流れ着いたは薩摩・桜島。江戸を目指すも余計に離れてしまったというお話。

何が面白いかというと実に難しい。幻の大ネタというほど、正直、面白くない。それだけにやり手もいない。
嵐の前の遊郭比べの長話などは「黄金餅」の道中づけのごとく、立て板に水でいかないと白けてしまう。吹き戻される船旅の場面の情景描写はとてつもなく力量が試される。

今回の談笑師匠はどうだったかというと、談志師匠の録音を繰り返し聞いてしまっているので・・・分が悪いなという感想かな・・・。長い話で集中力が切れやすい。1席目だったらなあと・・・(以前、談春師匠は1席目にかけてましたね)。それと、後数分伸ばして、“大きな話だね” “いえ、しけた話です” のオチまでやっても良かったのでは?

でもね、談志師匠に怒られる的な話もされていたが、いえいえ、“これをやろうという了見が良い”と褒めてくれるはず。

談笑師匠は、改作、新作も楽しいが、古典を意外と(と言っては失礼だが)しっかり演じてくれる。間(リズムや緩急)はどうしても談志師匠と比較してしまうから心もとない時や師匠譲りか乗る乗らないがこちらから見ていても分かる時もある(人間だもの)。そんな瑕疵も含め、立川流を盛り立ててくれる逸材としてこれからも応援したいし観に行きたい落語家。

月例200回。談笑師匠が息子さんにその話をすると“最終回はいつ?”と返したというから、さすが血は争えないものだと大笑いしてしまった。

日本橋界隈を散策

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鶏三和

かつ、さっくりでさっぱり。
今まで食べた鶏かつ丼の中で、一番美味かった。

お好みでお使いくださいと出された七味が、善光寺八幡屋礒五郎の七味なのがまた良いです。ここの七味にほれ込んでいますので、益々気に入りました。

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去年9月に善光寺に行きました

~~~~~落語ネタを少々~~~~~

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善光寺といえば、『 紺屋高尾』、『反魂香』、『仙台高尾』で落語ファンにはおなじみ、高尾太夫の供養塔があります。遊女といえば、騙すと相場が決まっているはずですが、高尾太夫に関しては、純な女性で描かれることが多いですね。落語ファンならぜひ足を運んでみてはいかがでしょう?

www.imes.boj.or.jp

無料ですが、入館に際しての持ち物チェック等はなかなか厳しいので面喰います。

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今は企画展で『江戸の宝くじ「富」-一攫千金、庶民の夢-』をやっています。
撮影禁止なので写真がないのですが・・・

富札
富久』で登場する、神棚に供えていた富札の現物が展示されています。

そばの値段は16文?
時そば 』のしっぽく、花巻、共に24文だそうです。

緡(さし)
鼠穴』で竹次郎が3文で手に入れたさんだらぼっち(米俵の両端に当てる円いわらのふた)から作って売った緡(さし)の現物が見られます・・・からの
      ↓

青緡五貫文の褒美ってどれくらい?
孝行糖』、『二十四孝』、『唐茄子屋政談』、『松山鏡』でお上から褒美でいただきますね。四貫文でしたが展示してありました。さすがに4000文、結構な量です。
一貫文(1000文)=6万円くらいでしょうか・・・五貫文なら30万円なので、もらったらちょっと嬉しいかも。

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お江戸気分で、歌川国芳の猫手ぬぐいと道中財布を買う。

www.mitsui-museum.jp

「国宝 雪松図と動物アート」展
1月31日までと日もないので行ってみました。
雪松図屏風(6曲1双・円山応挙)を目当てで行ったはずが、白象黒牛図屏風(6曲1双・長沢芦雪)の大胆にして斬新なその“絵力”に圧倒されて他が飛びます。
などなど、日本橋界隈はまだまだ面白いものがいっぱいありそうです。