ゴジラ 4K
新作のゴジラの予告編が公開された。
朝ドラ夫婦が登場て驚いた。
妻言うところの浜辺美波映画確定というやつだ。
彼女が出ると、全部持っていかれる感じがする・・・そういうことらしい。
妙に気にいってたまに観る映画に『屍人荘の殺人』がある。
この映画も、神木隆之介-浜辺美波だね。
ミステリーかと思ったらゾンビ映画という意表をついたというか唐突過ぎてビックリした映画なんだが、浜辺美波を見ているだけで許せる。
それをもって、妻は浜辺美波映画と言っている。
『シン・仮面ライダー』もそうだ。
こちらはしっかりしたプロットもあるし、独創性も高くかなり好きな特撮映画だ。
それでも、究極のところ、浜辺美波のアップで全部持っていかれたかな?
ということで、怖いゴジラらしいが、浜辺美波映画だと思っている。
東宝の看板特撮“ゴジラ”と東映の看板特撮“仮面ライダー”の両方にヒロインで登場というのは稀なことではないか?と思う。
新作を記念して、過去に日本映画専門チャンネルで公開した4K版をブラッシュアップして、ゴジラ作品が蘇る。
良いように食い物にされている感があるにはあるが、大好きなものには抗えない。
以下5作品は目をつぶって買うよ(『キングコング対ゴジラ』4Kはすでに持っている)。
ちっ・・・足元見やがって。
河童の三平 妖怪大作戦 - カン子ちゃんが初恋の人(なのかも)
何の話かというと、Amazonビデオで久しぶりに観て、“ああこの子、好きだったなあ”と思い出したのです。
『河童の三平 妖怪大作戦』(1968-69)
河童の国に行って妖力を授かったがために妖怪たちの恨みを買い、記憶を失って彷徨える母を捜し歩く三平少年の冒険物語。
♪ユーラリユーラリユーラララ ここはどこの細道じゃ 地獄河原と申します♪
で始まるテーマソングは、今でも口をついて出てしまうほど強く記憶に残っています。
加えて、何といっても河童の国のお姫さま・カン子ちゃんが可愛い。
三平の母親探しに付きあっているちょっとおてんばな心優しいお姫さま。
全24話中、14話で河童の国に帰ってしまって出番がなくなってしまうのが残念です。
カン子ちゃん役の松井八知栄さんは後にプロボウラーに転身しています。
ショートカット、クリクリまなこ。
その愛らしい姿は映画でも観ることができます。
『蛇娘と白髪魔』(1968)
主人公の小百合を演じていますので思う存分ご覧いただけます。
孤児院「めぐみ園」で育った少女小百合に、実は資産家の娘という素性が明らかとなる。小百合は赤ん坊の時に取り違えられてしまい、孤児扱いとなっていたのだ。小百合にとって本当の家での新しい生活が始まる。しかしその豪邸には、小百合と取り違えられて令嬢として育てられた「タマミ」という醜い少女がいた。蛇娘と白髪魔 - Wikipedia
楳図かずお原作なので、オドロオドロしく“タマミちゃん”もいます。途中、楳図かずお先生本人も出演していたり、監督が湯浅憲明さんだったり、孤児院のお兄さん役の平泉征さんがカッコ良かったりと見どころ満載(なのか)です。
二番煎じかもしれないが、ゴジラの東宝に続けと、傾き始めた大映を大怪獣ガメラで支えたあの湯浅監督の作品なのです。
鬼籍に入ってしまっているのでもう話を聞くことは出来ない・・・。
貴重なインタビューも含め、円谷英二とは違う“怪獣映画”とは何かを知ることができるガメラ本です。
怪獣ファンの必読書。
ウルトラQ 東京氷河期 上映&スペシャルトーク
今日は、イオンシネマ板橋でウルトラQのイベントに参加。B列は実質の最前列だ(A列は関係者及びスタッフ)。
中野昭慶監督の話を聞くのは、『キングコング対ゴジラ』4Kイベント以来だ。
ウルトラQのみならず、円谷英二氏の話、東宝特撮の話、円谷プロ設立の話など、中野劇場開催で、マシンガントークは他の追随を許すまじw
監督が暴走すると、片桐仁さんが絶妙なツッコミを入れ、清水節さんが軌道を修正するの繰り返しに大笑い。
桜井浩子さんがモブで引っ張りだこだった話。
円谷監督は“特撮”という言い方が嫌いで、“トリック”と日頃おっしゃっていたという話。
『ゴジラ対ヘドラ』が「世界最悪の50本」に選ばれた話。
ウルトラQのタイトルは“Q”が先に決まって、東京オリンピックを撮影現場でも円谷監督が見ていて、体操のウルトラCから即決定したという話。
怪獣の名前を考えるのに悩んでいた脚本・金城哲夫氏に、五十音が書かれた積み木の知育玩具を一掴み、えいと投げてその文字で作ればいいんだと偶然性をも味方につけろと教えた話。
特撮にNGはない!名言いただきました。
引き出しが多すぎて、楽しすぎます、中野監督。
また、ぜひ、お話がうかがいたい。その日までどうかお元気でいてください。
カメラ目線、ありがとうございました
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ - 王の覚醒 -
嫌な予感がしないでもなかった。
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019)
ネタバレなしでw
いつもほとんど意識せずに落ちまで書いているようなので、現在公開中の映画ではまずいだろう・・・(;'∀')
この映画も元ネタ絡み(どの映画にインスパイアされたか)で楽しむなら、『ゴジラ』(1954)、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)、人類との共闘との観点なら『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964)を予め観ておくと良いかもしれない。今なら、Amazonビデオでやっている。
っていうか、そんな楽しみ方をしようという人はよく知った映画だと思うので、そんなお薦め自体、余計なお世話か。
Wikipediaは凄いな。そこそこというかほとんど書いてあるw
ネタバレ上等な方はどうぞ >>> ゴジラ キング・オブ・モンスターズ - Wikipedia
どうだった?と問われれば、納得できないかなと答える。
ゴジラ映画である必然が感じられない。出て来るモンスターは“怪獣”だろうけど、これは“怪獣映画”ではない。ゴジラに出てくる必然性を求める向きもあるが、必然性なんてないっていう方向性もありなはず。
最初の『ゴジラ』は、核兵器・戦争のメタファーで、東京を蹂躙するコースは、東京大空襲そのものだ。だが、違和感があるのは、日本が戦争に突き進んだことで多大な被害を被った地域があるにもかかわらず、被害者面をしている日本人たちだ。戦争はどちらも加害者だ。原子爆弾だけで被害者面はどうかと。
で、今回のゴジラ映画は、その核云々を含め、最初の『ゴジラ』を逆しまに描いているところは、アメリカ映画としては頑張っているんじゃないかな?
ただ、東宝怪獣映画にリスペクトという意味合いがあるなら、その可笑しみと呼べる脚本の妙が描けなかったのは残念だ。
アメリカンジョークに( ゚д゚)ポカーンとなるのと同じか。
ちっとも、セリフが面白くない。
常に暗いトーンのまま、CGの粗を隠すために雨のシーンばかり。滅入る画面。
次回作はキングコングとの対決なんでしょうから、晴天の下で堂々とやりあっているところが観たい。その際は、ぜひ、熱海を舞台にお願いします。
エンドロールに流れるゴジラ音楽はかなりカッコ良いです。
CD出たら、買います。
北村、お前のことだよ
お前の無邪気さに付き合うほど暇ではないし、ましてや高い金を払う義理もない。
どうしてすぐグルグル縦回転、横回転を多用する!三半規管が弱いんじゃ。その演出だって、ハリウッドや香港映画の軽いパクリですらなく(そうだったとしても情けないが)、本気で格好良いと思っているだろう!
『ゴジラ FINAL WARS』(2004)では、東宝さんからお声をかけていただき、縁あってエキストラで参加した。昭和の怪獣少年だったから、ゴジラ映画に参加できるなんてと公開までは誇らしかったさ。
本編を観てあんぐりだよ・・・今では黒歴史、それ自体が恥ずかしい・・・音楽を担当したキース・エマーソンも草葉の陰で泣いてるよ。
人殺し映画っていうのが好きじゃないが、『VERSUS』(2001)なんかは、頭悪そうで良かったよ。イキった感じが寒いが、金かけた自主制作映画って素人臭さが丁度良い。殺しの描写やアイデアも光っている。盛り込むものが少なく限られたシチュエーションでこそ生かされる才能なのか?
上戸彩が見たかったら『あずみ』(2003)も有りだ。
アクションの新機軸を打ち出した(と持ち上げてみる)と言っても良いスピード感は爽快だ。ただそれだけだ。人の彫りが浅い・・・その点では『あずみ2 Death or Love』(2005)は改善されていたよねって・・・金子修介監督じゃないかぃ。
金子監督って『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)ではゴジラ映画として消化不良の出来だったと思うのです。2004年のファイナルゴジラは北村龍平ではなく、もう一度、金子修介だったんじゃないのかと今も思う。
やらかしたんでアメリカに逃げたくらいに思っていたら、『ルパン三世』(2014)とは驚いた。
小栗旬も妙なやつに見込まれたものだ・・・が、興収24.5億円とは『ゴジラ FINAL WARS』の2倍だ。ワンチャンをモノにしたのかな?
もしかして、期待に反して(?)凄く面白いのか?
ルパン三世(2014)
そうそう、どうでも良いことをひとつ。
『VERSUS』のヒロインは、新海誠監督の奥さまです。