120rpm

ミル、キク、モノ、コト

北村、お前のことだよ

前の無邪気さに付き合うほど暇ではないし、ましてや高い金を払う義理もない。

どうしてすぐグルグル縦回転、横回転を多用する!三半規管が弱いんじゃ。その演出だって、ハリウッドや香港映画の軽いパクリですらなく(そうだったとしても情けないが)、本気で格好良いと思っているだろう!

ゴジラ FINAL WARS』(2004)では、東宝さんからお声をかけていただき、縁あってエキストラで参加した。昭和の怪獣少年だったから、ゴジラ映画に参加できるなんてと公開までは誇らしかったさ。
本編を観てあんぐりだよ・・・今では黒歴史、それ自体が恥ずかしい・・・音楽を担当したキース・エマーソンも草葉の陰で泣いてるよ。

人殺し映画っていうのが好きじゃないが、『VERSUS』(2001)なんかは、頭悪そうで良かったよ。イキった感じが寒いが、金かけた自主制作映画って素人臭さが丁度良い。殺しの描写やアイデアも光っている。盛り込むものが少なく限られたシチュエーションでこそ生かされる才能なのか?

上戸彩が見たかったら『あずみ』(2003)も有りだ。
アクションの新機軸を打ち出した(と持ち上げてみる)と言っても良いスピード感は爽快だ。ただそれだけだ。人の彫りが浅い・・・その点では『あずみ2 Death or Love』(2005)は改善されていたよねって・・・金子修介監督じゃないかぃ。

金子監督って『ゴジラモスラキングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)ではゴジラ映画として消化不良の出来だったと思うのです。2004年のファイナルゴジラ北村龍平ではなく、もう一度、金子修介だったんじゃないのかと今も思う。

やらかしたんでアメリカに逃げたくらいに思っていたら、『ルパン三世』(2014)とは驚いた。

小栗旬も妙なやつに見込まれたものだ・・・が、興収24.5億円とは『ゴジラ FINAL WARS』の2倍だ。ワンチャンをモノにしたのかな?

もしかして、期待に反して(?)凄く面白いのか?

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ルパン三世(2014)

そうそう、どうでも良いことをひとつ。
『VERSUS』のヒロインは、新海誠監督の奥さまです。