僕のワンダフル・ジャーニー - 君が何を言っているのか分からないよ -
前作『僕のワンダフル・ライフ』(2017)から通しで観ると感想が違うんだろう。そんな気がする。
僕のワンダフル・ジャーニー(2019)
犬を飼ったことがないわけではないのだが、その時ですら、犬の気持ちは分からなかった。猫の気持ちは分かった気になったけど、犬はよく分からない。
突然、吠える意味が分からない。
映画の中でも、主人公のワンちゃんが人のシーッって言う意味を分かりかねている場面があったから、お互いさまなのかな。
人は人と分かり合えない、ましてや、犬とも分かり合えない。
犬目線の映画だから、その人と犬とのすれ違い、人と人とのすれ違いがじれったい。
おじいさんのイーサンだけは、転生したベイリーだってすぐに分かっている。そこのところをもう少し尺を取ってくれれば・・・イーサン、たまにしか出ないし。
もっとファンタジーで構わないから、人と犬が分かり合える映画が良いな。
動物と飼い主の物語で、ペットが話をする系なら『旅猫リポート』(2018)がおススメ。
はらはらと涙するというよりオーオーと声を出して泣いてしまった映画。