ヤング・ゼネレーション - ヨーロッパのすね毛事情を知る -
最近、若い頃に観た映画が続々とBlu-ray化されて、イイ感じに金を巻き上げられて困っています。この映画もその一本。
ヤング・ゼネレーション(1979)
インディアナ州ブルーミントンを舞台に、大学へも行かず自分の目的を模索している4人の若者を生き生きと描いた青春映画。イタリアかぶれの主人公と彼が熱中する自転車レースを中心に、家庭の問題、大学生とのトラブル、恋などのエピソードを織り込んだスティーヴ・テシックの脚本(アカデミー受賞)を、ベテランP・イエーツが自然体でさらりと演出。allcinema
サイクル冒険野郎を夢見ていた小僧が、衝撃を受けた映画。
自転車選手はすね毛を剃らなければいけないことを、この映画で学んだ。
高校ではロードレーサー(今はロードバイクなんて言って、オートバイなのか自転車なのか分からない言い方をするが、昔はロードレーサーと呼んでいた)に乗ってスカしてた。この映画の影響も大きかったと思う。
学んだことは、すね毛事情だけではない。この映画で、洋の東西を問わず、不平等、不安、焦燥、閉塞感を感じながらも喜びと希望を持って人は生きていくんだと思った。
自転車映画って他には何がある?
自転車映画というジャンルがあるとすれば、向こうの作品は、ドキュメンタリーと最近のドーピング物しかないので、『ヤング・ゼネレーション』以外だと、日本映画が健闘している。
茄子 アンダルシアの夏(2003)
茄子 スーツケースの渡り鳥(2007)
勘違いしないで下さい。ぽい けどジブリ映画ではないです。
シャカリキ!(2008)
世代的には弱虫ペダルではなくシャカリキ!・・・でもなくて、ひとりぼっちのリンです。
シャカリキにならんか~い!の叱咤激励のへなちょこ具合がめちゃくちゃ好きです。
突っ込みどころ満載ではあるけど、かなり繰り返し観てしまっているのも事実。
中毒性のある大好きな映画。