120rpm

ミル、キク、モノ、コト

NHK BS で放送した『第七天国』(弁士:澤登翠)がもう一度観たい!

イレント映画は無音じゃない
映像、弁士、劇伴の三位一体で作品になる。
映像は伸び縮みさせるわけにはいかないから、弁士がお客さんの反応を見て言葉を選ぶ。そのための余裕を持たせたかのように、映像だけを見ていると緩やかなテンポに感じることもある。

ja.wikipedia.org

2004年2月2日NHK BSで『第七天国』を偶然観た。弁士は、澤登翠さん。
サイレント映画が、こんなにも美しく感動的とは思わなかった。

もう一度その感動を味わいたくてDVDで観たが、弁士なしで“これじゃない!”という欲求不満。

2016年2月14日 川越スカラ座にて弁士付きでの上映会。

f:id:iga-120rpm:20190115212316j:plain

f:id:iga-120rpm:20190115212324j:plain

弁士:ハルキ
ピアノ演奏:新垣隆
ライブは良いね。大泣きしながら観た。感動した。

f:id:iga-120rpm:20190115123731j:plain

シネマ語り~ナレーションで楽しむサイレント映画~第七天国 [DVD]

こんなDVDが発売されているとは知らなかった。

男性声優だとイメージが変わる?
音楽は付いているのか?
何を語る?弁士との違いは?

疑問も持ちつつも、観てみる。
映画解説を若干交えながらも、余計な虚飾もなくシンプルな語り口(小形満)。
ディアンは女性声優(長尾歩)が受け持っているので違和感なし。
音楽も今風の電子楽器音なのは致し方ない。

タイトルが本音だけれど、今までのフラストレーションは払拭された。
シネマ語りシリーズ、追ってみようかな。